2013年8月18日日曜日

「コミュニケーション能力」って何よ?

経団連が毎年発表している「選考時に重視する要素」によると、企業が学生に求める力1位は「コミュニケーション能力」。今年はまだ発表されていませんが、なんと9年連続1位。

【プロが教える就活最前線】コミュニケーション能力って何? 取り違える学生が急増+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

まだ言ってるのか・・・。「コミュニケーション能力」って言葉自体あいまいなんだよ(´・_・`)

例えば、そこいらの企業が「弊社では頭のいい人を求めています」といって人材を募集したとする。それを見た人はどう感じるだろうか? うぬぼれた怪しい企業にしか見えないだろう。そのような募集が許されるのは、せいぜいGoogleやアマゾンのように超高給で超一流のエリートばかりを集める企業だけで、普通の企業はもっと細かい募集要項を示すものだ。何かを手に入れるには、別の何かをあきらめなければならない。

ところで、「コミュニケーション能力」という言葉にもそれと同じ感覚を覚える。リンク先の記事には

私は、「コミュニケーション能力」とは、「相手と会話のキャッチボールが違和感なくできるかどうか」に尽きると思う。

【プロが教える就活最前線】コミュニケーション能力って何? 取り違える学生が急増+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

と書いてあるが、お前それ女子高生のおしゃべりの輪の中でも同じ事言えんの?

会話のキャッチボールと言っても、相手の年齢、性別でその方法は全然違う。幼児なのか学生なのかビジネスマンなのか高齢者なのか、女性なのか男性なのか。それに、それは目的によっても異なってくる。相手と仲良くなるのか、相手と議論をするのか、相手に満足してもらうのか・・・。さらに、相手との関係も影響する。相手は客なのか、同僚なのか、クレーマーなのか。

さらにいえば、コミュニケーションのメディアは声だけじゃない。文字だって、マンガだって、ジェスチャーだって、スキンシップだってメディアだ。

今挙げた項目のすべての組み合わせを数えると 4 * 2 * 3 * 3 * 5 = 360 種類のコミュニケーションが存在することになるが・・・社員になったら一体何をさせるつもりなのかしら。営業しながらソフトウェア開発しながら高齢者の介護しながら風俗嬢するの? そして、そんな社員を一体どれだけの待遇で迎え入れられるの? 身の程をわきまえろよ。

論理的な議論ができる人とか、説得力のあるスライドを作れる人とか、読みやすい文書を書ける人とか、取引先と仲良くできる人とか、もう少し表現のしかたがあると思うんだけどねえ(´・_・`)

追記(2013年8月20日)

診断メーカーでこんな診断を作った(笑